沖縄の男性歌手10選まとめ

沖縄に住む人たちは、宴会の最後にカチャーシーを踊る伝統があるなど、幼い頃から歌や踊りが身近にある土地です。

かつては琉球王国として統治されていたため、日本、中国や、東南アジアの各国の影響を受け、独自に芸能文化が発展継承されてきました。

 

現在でも「エイサー」「琉球舞踊」「御冠船踊」「唄三線」など多くの伝統芸能が生きて残っているため、県民はパフォーマンスすることに慣れているのでしょう。

そのため、沖縄は人口に対する芸能人の排出率が高いと言われています。

今回は沖縄出身の男性歌手10選をまとめてみました。

BEGIN

BEGIN 沖縄 男性 歌手

BEGINは沖縄出身の幼馴染が集まった3人組アコースティックバンドです。

メンバー

  • 比嘉 栄昇 石垣島出身 メインボーカル・ギター系弦楽器
  • 島袋 優 石垣島出身 ギター系弦楽器・サブボーカル
  • 上地 等 石垣島出身 鍵盤系楽器・サブボーカル

オーディション番組『裕司のいかすバンド天国』に出場し、おきなわ訛りや南国を思わせる風貌をネタにされていましたが、後にデビュー曲となる『恋しくて』を披露し審査員を驚かせました。

そこから5週勝ち抜き、第2代目グランドイカ天キングになります。

代表曲は『島人ぬ宝』。

関ジャニ∞の『夢への帰り道』、桐谷健太演じるauのCMキャラクター浦島太郎の『海の声』など楽曲提供も多く手がけています。

ORANGE RANGE

ORANGERANGE 沖縄 男性 歌手

ORANGE RANGEは沖縄出身の男性5人組ロックバンドです。

メンバー(加入順)

  • NAOTO ギター、コーラス、シンセサイザー、パーカッション等の楽器、楽曲の作曲、編曲
    KATCHANと沖縄市立山内中学校時代にバンドを組む
  • YOH ベース
    沖縄県立北谷高等学校でKATCHANとNAOTOと出会いバンドを組む
  • HIROKI ボーカル(中音)
    NAOTOの友人で練習場所であるNAOTOの家へ頻繁に出入りしていたことがきっかけで加入
  • RYO ボーカル(低音)
    YOHの弟でラップが好きなことがきっかけで加入
  • YAMATO ボーカル(高音)
    YOHの友人で一緒にカラオケに行ったことがきっけで加入

 

元メンバー

  • KATCHAN ドラム
    NAOTOと沖縄市立山内中学校時代にバンドを組む
    2005年脱退

GLAY、山嵐、Dragon Ash、19などのコピーバンドとして活動していましたが、3人ボーカルを生かしきれなかったためオリジナル曲を作り始めました。

そして2002年にミニアルバム『オレンジボール』でインディーズデビューし、2003年にシングル『キリキリマイ』でメジャーデビュー。

2ndシングル『上海ハニー』が大ヒットし、5thシングル『ミチシルベ〜a road home〜』から13thシングル『チャンピオーネ』まで9作連続オリコンチャート連続1位を獲得します。

現在はライブを中心に活動し、2021年に結成20周年を迎えるため、全国ツアーを予定しています。

MONGOL800

MONGOL800 沖縄 男性 歌手

MONGOL800は沖縄出身者3人組バンドで、現在も沖縄を拠点に活動しているバンドです。

メンバー

  • 兄貴(キヨサク)ベース ・ ボーカル
  • サンダー(サトシ) ドラム ・コーラス

元メンバー

  • 儀間王子(タカシ) ギター・コーラス
    2019年脱退

1998年沖縄県立浦添高校で出会った3人により結成され、THE BLUE HEARTSやHi-STANDARDのコピーバンドとして活動していました。

高校時代にスネイルランプ・小島の、卒業後にHi-STANDARD、BRAHMANの沖縄公演フロントアクトを務め沖縄でMONGOL800が話題になります。

1999年12月に沖縄県内のみ先駆けて1stアルバム『GO ON AS YOU ARE』が発売され大ヒットし、2000年4月に全国発売されました。

2001年9月に2ndアルバム『MESSAGE』は280万枚以上の大ヒットとなり、リード曲『小さな恋のうた』『あなたに』は多くの中高生バンドにコピーされるなど、青春世代ソングの代表になりました。

ブーム中も取材は断りMVも作らないというスタンスでマイペースなバンドと言われていましたが、現在もマイペースにライブ活動を中心に行っています。

三浦大知

三浦大地 沖縄 男性 歌手

三浦大知は沖縄県出身です。

6歳から沖縄アクターズスクールに通い、9歳でスクール内の男女5人組で結成されたFolderのメインボーカルに選ばれました。

1997年シングル『パラシューター』でデビューし、「DAICHI」として子供向けテレビ番組『ポンキッキーズ』にレギュラー出演。

2000年に変声期に入ると歌声へ影響があったことから1年間の休業期間に入り、ニューヨークにダンス留学をしたり、ピアノやギターを習得しました。

2004年芸名を三浦大知にして再始動します。

代表曲に『仮面ライダーエグゼイド』の主題歌になった『EXCITE』などがあります。

2013年から、ライブや『ミュージックステーション』『NHK紅白歌合戦』などで無音ダンスを披露し、見ている人を驚かせました。

和製マイケルジャクソン」という異名すら持つ高いダンススキルと、ピアノやギターを駆使したパフォーマンスで注目を集めています。

ISSA(DA PUMP)

ISSA 沖縄 男性 歌手

ISSAは沖縄県沖縄市出身のダンス&ボーカルユニットDA PUMPのリーダーです。

幼い頃から沖縄アクターズスクールに入っており、子役としてドラマに出演していました。

当時芸能界に興味はなく一旦辞めてしまいますが、中学ではバンドを組むなど徐々に興味を持ち始め、高校で再度入校します。

高校時代は沖縄アクターズスクールに出待ちのファンがいるほど人気者でした。

それから2年後、1997年にDA PUMPのボーカルとしてシングル『Feelin’ Good -It’s PARADISE-』でデビュー。

初期メンバーはSHINOBU、YUKINARI、KENの4人で全員沖縄出身でした。

ソロでも活躍し、『仮面ライダー555』のオープニング曲『Justiφ’s』を担当しています。

 

ヒットを何曲も飛ばし、DA PUMPに憧れてダンスを始める若者も少なくありませんでしたが、2006年に活動を休止しました。

その後メンバーの入れ替えをしながら2018年にリリースしたシングル『U.S.A.』が空前の大ヒットに。

大人から子供までが「イイねダンス」を真似する社会現象になりました。

ISSAはDA PUMPの結成当時から現在まで活動している唯一のメンバーです。

かりゆし58

かりゆし58 沖縄 男性 歌手

かりゆし58は沖縄出身の男性4人組ロックバンドです。

メンバー

  • 前川真悟 島尻郡八重瀬町出身  ボーカル&ベース
  • 新屋行裕 糸満市出身 ギター
  • 中村洋貴 糸満市出身 ドラム
  • 宮平直樹 糸満市出身 ギター -2008年に加入

「レ」と「ラ」を抜かした琉球音階で、レゲエやロックを表現するメロディーが特徴的。

2006年2月にミニアルバム『恋人よ』でデビューし、7月にリリースしたシングル『アンマー』が大ヒットしました。

アンマー」とは沖縄で使われる「」を指す方言で、母への思いを綴った歌詞と切ないメロディーで人気となり、日本有線大賞新人賞を受賞しました。

中村洋貴のフォーカルジストニア発症による休養を経て、2020年2月22日に約2年4カ月ぶりとなるニューアルバム『バンドワゴン』をリリースしました。

GACKT

GACKT 沖縄 男性 歌手

GACKTは沖縄県糸満市出身です。

自衛官音楽隊の指揮者兼トランペット奏者である父親の元で育ち、3歳からピアノを習う英才教育を受けました。

中学からは吹奏楽部でトランペットを吹き、高校ではドラムを始めます。

高校卒業後はアルバイトをしながらバンドのサポートメンバーとして経験を積み、後にGACKTのバックバンドGACKT jobの一員になるYOUと「Cains:feel」というバンドを立ち上げボーカルを務めますが脱退。

1995年10月から「MALICE MIZER」のボーカル&ピアノ担当になりました。

1999年1月にMALICE MIZERを抜けるとソロ活動を始めます。

代表曲は『ANOTHER WORLD』『12月のLove song』など。

ANOTHER WORLD』で『NHK紅白歌合戦』初出場を果たしました。

GACKTは北京語、英語、フランス語、韓国語を話すことができ、アジア全域からヨーロッパ、アメリカまでファンを多数抱えている、世界的なアーティストです。

D-51

D-51 沖縄 男性 歌手

D-51は沖縄出身の男性ボーカルデュオです。

メンバー

  • YU 沖縄県宜野湾市出身
  • YASU 沖縄県那覇市出身

2003年に同じ音楽スクールに通っていた2人で結成し、沖縄県北谷町ミハマ・カーニバルパーク広場でストリートライブを始めました。

次第に話題となり、手売りしていた自作版『LET‘s TRY』を5000枚を売り、2004年2月にインディーズでミニアルバム『STREET BREEZ』をリリース。

沖縄県内TOWER RECORDSにてインディーズチャート1位を獲得し、2ヶ月後には全国販売になりました。

その後メジャーデビューし、話題となった楽曲が『NO MORE CRY』です。

大人気ドラマ『ごくせん』の主題歌に起用され、オリコン最高2位、40万枚以上の大ヒットを記録。

デビュー10周年となる2014年にはストリートライブをしていた沖縄県北谷町ミハマ・カーニバルパーク広場でライブを行い、大盛況となりました。

 

RYUKYUDISKO

RYUKYUDISKO 沖縄 男性 歌手

RYUKYUDISKOは沖縄出身の双子兄弟によるテクノバンドです。

メンバー

  • 廣山哲史 那覇市出身
  • 廣山陽介 那覇市出身

琉球音階や三線などの沖縄の楽器、沖縄・琉球の様々な要素をリミックスしたクラブミュージックを製作しています。

2004年にインディーズでミニ・アルバム『LEQUIO DISK(レキオ・ディスク)』でデビューし、2007年にメジャーデビュー。

2020年時点で5枚のシングルと4枚のアルバムを発売しています。

二人はORANGE RANGEのNAOTOの兄で、『キリキリマイ~リューキューディスコ Remix~ 』などリミックスを担当していました。

廣山哲史はORIONBEATS、廣山陽介はYAPANとしてソロ活動もしており、クラブなどでDJをしています。

FUJIROCK FESTIVAL、ROCK IN JAPAN FESTIVAL、SUMMER SONICなどに出演し、沖縄音楽を若者に発信しているバンドです。

きいやま商店

きいやま商店 沖縄 男性 歌手

きいやま商店は兄弟、従兄弟で結成された沖縄出身男性3人組のバンドです。

全員が別なバンドでも活動しています。

メンバー「別な所属バンド」

  • リョーサ 石垣島出身 三線・アコースティックギター 「八重山モンキー」
    マストの兄
  • だいちゃん 石垣島出身 アコースティック・ギター・カスタネット・ホイッスルなど 「BEE!BANG!BOO!」
    リョーサ、マストの従兄弟
  • マスト 石垣島出身 クラシックギター・ウクレレ・ハーモニカ・打楽器など  「ノーズウォーターズ」
    リョーサの弟

元々別なバンドで活動していましたが、2008年に一度限りと考え行った東京でライブを行いました。

そのことが石垣島で話題になり、親族の結婚式の際に再結成したところ、八重山高校の同窓会での演奏依頼があるなど徐々に石垣島を中心に知名度が上昇。

その後、沖縄の学校法人から学校のCMソングを製作の依頼があり、その曲をきっかけにミニアルバム『さよならの夏』をリリースします。

そのミニアルバムを引っさげ、全国ライブを回ると満員御礼の大盛況となり、2011年には3ヶ月間、沖縄の老人ホームや市役所前などで毎日ライブを行うなど精力的に活動。

ポップでコミカルな曲やバラード、ノリの良い曲まで幅広いサウンドの中に沖縄らしさを含めたオリジナリティ溢れる楽曲が特徴です。

目標は「『NHK紅白歌合戦』に出場」、目指すは「ドリフターズ」を公言しています。

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